WiFiの月額料金の平均は月々いくら?【ルーター価格・初期費用・工事費など】
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今やネットの速度は年々高速化し、それと共に様々な通信技術・方式が実用化されてきました。
WiMAXやポケットWiFiと呼ばれるものもそんな新しい通信方式の一つであり、手軽に導入できるということから高い人気を集めています。
そうなると次に気になるのが、「月額料金はどれくらいなのか」という点。
そこでまずは、ポケットWiFi・WiMAX・光回線な様々な通信方式をプロバイダごとの平均料金を調べてみようと思います。
ポケットWiFi(モバイルWifi)は月々いくら? 月額料金の平均
まずは、最近人気のモバイルWiFiの中から3社選んで、月々の料金を調べてみました。
縛りなしWiFi
縛りなしWiFiは、契約期間の縛りがないプランを提供しているモバイルWifiプロバイダです。
月額料金を以下の表にまとめてみました。(税抜価格です)
縛りなしプラン | 縛っちゃうプラン | |
---|---|---|
20GBプラン | 3,000円 |
2,600円 |
50GBプラン | 3,250円 |
2,750円 |
スタンダードプラン | 3,300円 |
2,800円 |
※スタンダードプランは1日2GBまで使えるプランです。
縛りなしWifiのプラン展開は、データ容量だけでなく縛りのあり・なしで分かれています。
縛りなしプランは縛っちゃうプランと比べて月額料金が少し高くなりますが、その代わりにいつでも解約金なしで解約できるのが魅力ですね。
申請した月の翌月末が解約日となります。
なので、たとえば11月末で解約したい場合は10月に申請が必要です。気をつけましょう!
縛っちゃうプランで契約した場合、自動更新の3年契約になります。
更新月以外に解約すると契約解除料が発生するので、解約金のかからない更新月に解約しましょう。
縛っちゃうプランの契約解除料は以下の通りです。
12ヶ月未満 | 12〜35ヶ月 | 36ヶ月目 | 37ヶ月目以降 |
---|---|---|---|
30,000円 |
25,000円 |
0円 |
9,500円 |
3年未満で解約してしまうと結構解除料が高いので、3年以上使わない人は縛りなしプランの契約がおすすめです。
たとえばスタンダードプランを利用して、2年で解約する場合、
- 縛りなしプラン・・・79,200円
- 縛りありプラン・・・92,200円
月額料金は縛っちゃうプランの方が安いですが、解除料が高いので縛りありプランの方が13,000円高くなります。
短期間の利用なら縛りなしプランの方が断然お得ですね。
プラン展開は豊富ですが、縛りなしWifiは契約後のプラン変更はできないのでお気を付けください。
ただし、縛りなしプランから縛りありプランへの変更はできるので、試しに使ってみて気に入ったら縛りありプランに変えるという使い方もできそうです。
ZEUSWiFi
ZEUSWiFiは豊富なプラン展開と料金の安さが話題の新しいモバイルWiFiサービスです。
月額料金を以下の表にまとめてみました。(税抜価格です)
通常プラン | 契約期間なしプラン | |
---|---|---|
20GBプラン | 1,980円 |
2,380円 |
40GBプラン | 2,680円 |
2,980円 |
100GBプラン | 3,480円(3ヶ月目まで2,980円) |
4,280円 |
ZEUSWiFiの魅力はなんといってもドーンと大容量の100GB使い放題プランです。
100GBあれば、なんと1日10時間以上、毎日Youtubeを見続けても通信制限になりません。
その100GBプランが月額3,480円で使えるというのは、かなり破格のお値段ではないでしょうか。
さらに、縛りなしWiFiと同じくZEUSWiFiも月数百円プラスするだけで、契約期間のしばりをなくすことができます。
ZEUSWiFiの場合は契約期間の縛りが2年と短く、契約解除料も一律9,500円と比較的安めになっているので、個人的には縛りありでもいいかなあと思います。
試しに100GBプランを1年で解約する場合の金額を比較してみました。
- 縛りありプラン・・・49,760円
- 縛りなしプラン・・・51,360円
縛りありプランにした方が少しだけ安くなりました。
数ヶ月で解約する予定がある場合は、縛りなしプランを選ぶと安く済ませることができます。
また、ZEUSWiFiは容量の追加チャージもできるところが魅力です。
2GB | 5GB | 10GB |
---|---|---|
500円 |
1,000円 |
1,800円 |
データを使いきってしまったら、上記の金額で購入することができます。
普段よりWiFiを使いすぎてしまった月があっても、このシステムがあれば安心ですね。
こちらも契約申込後のプラン変更はできないのでお気をつけください。
それがだいじWi-Fi
それがだいじWi-Fiのプランはとってもシンプルです。
100GBプラン |
---|
3,250円 |
取り扱いは月額3,250円で100GB使い放題のプラン1つのみです。
月額料金はZEUSWiFiの100GBプラン3,480円を下回る最安価格ですが、縛りなしプランはありません。
契約期間は2年間で、契約解除料は一律4,500円。
また、縛りなしWiFiやZEUSWiFiのようにモバイルルーター端末を無料で借りることはできないので、2年を待たずに解約すると月1,000円の残債が24ヶ月目まで残ります。
上記の点を考慮すると、2年以上使う予定があって、100GBの大容量プランを契約したいなら、それがだいじWi-Fiが一番お得です!
ポケットWiFiのサービスまとめ
ここまで、ポケットWiFiのサービスを展開しているプロバイダを紹介しました。
これらのサービスにおける平均価格はおよそ3,422円(大容量のプランを契約した場合)で、ポケットWiFiのサービスを利用する際の判断材料としてはこの金額が一つの目安となります。
ここまで挙げたプロバイダについて、月額料金だけで判断するのであればZEUSWiFiの20GBプラン(縛りあり)1,980円が最安ということになります。
とはいえ、他のプロバイダも料金以外の様々なメリットがあります。
それらのメリットをふまえて、自身のライフスタイルにとって最適なプランを選びたいところです。
WiMAX2+は月いくら? 月額料金の平均
WiMAX2+は様々なプロバイダで利用できます。
ここでは、実際にWiMAX2+を利用できるプロバイダと、それぞれの料金プランを紹介します。
BroadWiMAX
BroadWiMAXは、数あるWiMAX2+が利用できるプロバイダの中でも月額料金が最安であることで知られています。
月額料金はギガ放題プランで最大3ヶ月2,999円〜あり、もちろん高速通信が使い放題のサービスです。
又、最大25ヶ月2,999円で利用できるコースも用意されています。
この場合は「月に7GBまで」 という制限はありますが、それでも高速通信ができるという点では同じです。
BroadWiMAXでWiMAX2+を利用するとうメリットは、なんといっても料金が安いという点にあります。
また、UQmobileやauのスマホとセットで利用することで、さらに割り引きを受けることができるので、かなりの低価格を実現できます。
So-net
So-netの料金プランは、月額データ容量の制限なく利用できるFlatツープラスギガ放題と、毎月のデータ容量が7GBまでのFlatツープラス(7G)の2種類が用意されています。
Flatツープラスギガ放題は、最初の1年間は3,700円、それ以降はずーっと4,817円という月額料金で利用できます。
それに対して、7GBまでのFlatツープラス(7G)は、最初の1年間は3,050円、2年目から4,065円という価格設定となっています。
月にあまりネットを使わないという方であれば、7GBのコースがおすすめです。
カシモWiMAX
カシモWiMAXは、業界最安値を謳うプロバイダです。
料金プランは通信容量無制限のギガ放題プランと7GBまでのライトプランがあります。
ギガ放題プランの場合、月額料金は初月のみ1,518円で、2カ月目以降は3,971円です。
ライトプランも初月は1,518円ですが、2ヶ月目以降は3,289円とかなり安い料金で利用できます。
料金をおさえて、WiMAX2+を利用したい方は、カシモWiMAXのライトプランがいいかもしれません。
GMOとくとくBB
GMOとくとくBBは、WiMAX以外にも様々なサービスを展開しているプロバイダです。
WiMAX2+の料金プランでは、他のプロバイダと同じくギガ放題プランと7GBプランがあり、ギガ放題プランでは2カ月目まで3,969円の月額料金、3ヶ月目以降は4,688円となります。
それに対して7GBプランではずーっと3,969円です。
他のプロバイダと同じく、7GBプランの方が安い料金で利用できるので、まずはこのプランから始めて、その後ギガ放題に乗り換えるという選択をする方もいます。
BIGLOBE
BIGLOBEWiMAX2+では、サービス開始月は無料で、その後ずーっと4,378円です。
なお、この料金プランは毎月のデータ通信容量に制限がない、「ギガ放題」プランになっていますので、通信料を気にせず利用することが可能です。
auのスマホを利用している方であれば、auスマートバリューが適応され、最大1,000円の割引が適用されます。
auのスマホを持っている方は、こうしたサービスを活用することでお得にWiMAX2+を利用できます。
hi-ho WiMAX
hi-hoWiMAXでは、ギガ放題プランと7GBプランの2種類に加えて、それぞれ更にプランが分かれています。
ギガ放題プランの月額料金は3,780円で利用でき、13ヶ月目以降は25ヶ月目まで4,000円、それ以降は4,300円になります。
ギガ放題プランにはセレクトプランがあり、セレクトプランは3年目まで4,380円、3年目以降は4,880円の月額料金です。
7GBプランでは1年目は3,080円、2年目まで3,300円、それ以降は3,600円で利用できます。
この7GBプランにもセレクトプランが用意されており、こちらは3年目まで3,680円、3年目以降は4,180円が月額料金となっています。
また、これに加えてauの4G LTEを利用できるLTEオプションも用意されています。
DTI WiMAX
DTI WiMAXは、LTEオプションが無料で利用できる3年プランが基本コースです。
こちらの3年プランには、DTI WiMAX2+ギガ放題プランとDTI WiMAX2+モバイルプランの2種類があります。
ギガ放題プランでは最初の2ヶ月まで無料、3ヶ月目以降は2,590円、さらに4ヶ月目からは3,760円で利用できます。
モバイルプランは無料期間はありませんが、最初からずっと3,500円で料金は変わりません。
料金が変動しない方が資金計画も立てやすい、という方の場合はモバイルプランを利用するのも一つの方法です。
UQ WiMAX
UQ WiMAXでは、データ量の上限がないFlatツープラスギガ放題プランが利用できます。
こちらの月額料金は4,380円〜利用可能です。
この他にも、スマホとネットで利用できるウルトラギガMAXというプランもあり、こちらは月額料金6,060円です。
また、毎月のデータ容量が7GBまでFlatツープラスというプランも用意されており、3,696円で利用可能です。
auスマートバリューmineに加入されている方は、月額データ容量の上限なしに利用でるので、ぜひセットで活用したいところです。
WiMAX2+のサービスまとめ
このように、WiMAX2+のサービスを利用できるプロバイダの料金をそれぞれ紹介しましたが、WiMAX2+全体の平均価格は月額でおよそ3,600円という計算になります。
契約開始から一定期間が経過すると料金が変わる仕組みを採用しているところも多く、一概に比較することはなかなか難しいものの、この中ではBroadWiMAXが最も安い金額で利用できるプロバイダとなりました。
毎月の月額料金はWiMAX2+の大きな判断材料となりますので、その点で考えるとBroadWiMAXはおすすめのプロバイダと言えるでしょう。
固定回線でWiFiを引く場合月いくら?月額料金の平均
ここでは、固定回線でWiFiを利用する場合の費用について確認しましょう。
NURO光(プロバイダ:So-net)
「NURO光」は、So-netが運営する光回線サービスです。
NURO光では、料金プランとして契約期間の定めがある「NURO 光G2 V」と、契約期間の定めがない「NURO 光G2」の2種類があります。
G2 Vの場合、契約期間は2年間という制限がありますが、月額基本料金は4,743円で利用できます。
契約期間の定めがないG2では、月額基本料金は7,124円ですが、G2 Vの方がお得に利用できるプランになっています。
又、いずれのプランも契約手数料として3,000円が費用が必要なことに加えて、基本工事費として1,333円が発生します。
それに加え、土日に工事を行う場合には更に3,000円の費用が必要です。
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au光(プロバイダ:選べる)
au光はauが運営する光回線サービスですが、プロバイダを選ぶことができるという特徴を持っています。
プロバイダごとにそれぞれ特徴がことなり、例えばセキュリティーに特化したBIGLOBEや動画配信サービスなどの特典が利用できるSo-netなどから選ぶことができるので、自身のライフスタイルや重視するポイントによって最適なプロバイダを選ぶとよいでしょう。
又、どのプロバイダを選んでも料金は一律という点も見逃せない特徴です。
工事費用は一戸建て住宅の場合、37,500円、集合住宅の場合で30,000円必要で、それぞれ登録料として3,000円発生します。
月額料金は一戸建て住宅の場合で5,100円、集合住宅の場合で3,800円の料金プランです。
ソフトバンク光(プロバイダ:ソフトバンク)
ソフトバンク光は、Webでの申し込み相談を行うと、キャッシュバックが受けられるキャンペーンを行っています。
初期費用として契約事務手数料の3,000円と、工事費として最大24,000円が発生します。
ただし、フレッツ光ネクストを利用している方の場合は工事が不要なので、工事費用は無料になります。
この他、屋外の工事が不要な場合は9,600円で対応可能なので、24,000円はあくまでも最大の金額です。
月額料金は、一戸建ての住宅の場合で3,200円、集合住宅の場合で1,800円の金額設定です。
ソフトバンク光では、料金の割引が受けられる乗り換えキャンペーンも行っているので、少しでもお得に利用するならこうしたキャンペーンを利用してもいいかもしれません。
ドコモ光
ドコモ光はau光と同じくプロバイダを選べる光回線です。
様々なプロバイダから最適なところを選べますが、その中でも特におすすめなのがGMOとくとくBBの利用です。
GMOとくとくBBでは、WiFiルーターが0円で利用できるほか、15,000円のキャッシュバックに加えて最大10,000円分のdポイントを受け取ることができます。
そんなドコモ光の初期費用ですが、契約事務手数料として3,000円に加えて工事費として一戸建て住宅の場合で18,000円、マンションで15,000円が必要です。
新規またはフレッツ光を利用している場合は、工事費用は無料です。
月額料金は光タイプA(2年契約)の場合で5,200円が基本料金ですが、ドコモのスマホを利用している方の場合はドコモ光とセット割りを受けられます。
又、家族でスマホを利用している場合も家族割りが適用されるので、更に安くお得に利用できるようになります。
割引額は1,000〜3,500円で、お得に利用できる様々な特徴をもっています。
ビックローブ光(プロバイダ:BIGLOBE)
ビックローブ光はシンプルな料金プランが特徴です。
一戸建て住宅の場合工事費は30,000円、申し込み手数料が3,000円発生します。
月額料金は4,980円という価格設定ですが、auのスマホを利用している場合にはauスマートバリューが適用され、auのスマホ代の割引を受けることができます。
また、BIGLOBEモバイルのスマホを利用していれば、ビッグローブ光とのセット割りで月額料金から300円の割引が適用されます。
ビッグローブ光を利用するのであれば、ぜひスマホとセットで活用したいところです。
@nifty光(プロバイダ:@nifty)
@nifty光では、料金プランとして3年プランと2年プランが用意されています。
3年プランは一戸建て住宅の場合で31ヶ月目まで4,600円、2年プランは2ヶ月目から5,200円です。
集合住宅の場合は3年プランで31ヶ月目まで4,600円、2年プランは2ヶ月目から3,980円となっています。
工事費用は一戸建て住宅で総額18,000円、集合住宅で総額15,000円となっており、いずれもそれに加えて回線契約料2,000円が発生します。
又、auのスマホを利用していればauスマートバリューが適用されるので、毎月のスマホ料金の割引を受けることができます。
So-net光プラス(プロバイダ:So-net)
So-net光プラスも、他の回線業者と同じく一戸建て住宅と集合住宅とで工事費用が異なります。
一戸建て住宅の場合、工事費用は屋内配線を設置する場合で24,000円、既在の配線を利用する場合は9,583円となっています。
集合住宅では基本的な工事費用は同じですが、LAN配線も行う場合はさらに費用が発生します。
又、いずれの場合も事務手数料として3,000円が必要です。
月額料金は36ヶ月目まで2,980円ですが、その後は4,480円となります。
工事費用は月額料金として分割して支払う仕組みです。
このSo-net光プラスでもauスマートバリューが適用されるので、auのスマホを利用している方はauのスマホ料金で割引が受けられます。
光回線サービスまとめ
ここでは光回線サービスを提供しているプロバイダとその料金について紹介しました。
これらの情報を総合すると、登録に必要な初期費用は平均2,800円、工事費用は平均でおよそ20,000円、そして月額料金の平均はおよそ4,300円です。
置くだけでネットに接続出来るWiMAX等とは異なり、固定回線を引く場合は工事をする必要があるため、利用開始にあたってある程度の費用が必要となります。
さいごに
無線でインターネットに接続できるWiFiは、スマホの復旧と共に様々な機能の強化・新商品の導入が続けられてきました。
そして、その流れは今後もさらに加速していくとみられています。
WiFiはこれからの高速通信技術にとって欠かせない存在であり、その通信を支えるサービスもまた見逃せない存在になっています。
さらに発展を続けていくであろうWiFi市場の動向に、今後も注視したいところです。